日本で起業しようとしても、事業資金がなければ意味がありません。
近年ではクラウドファンディングなども登場しており、事業資金を調達する方法は多様化しています。資金調達の方法としてはビジネスローンもそのひとつです。ここでは、日本のビジネスローンについて、銀行融資との違いに着目しつつ解説します。
ビジネスローンの審査基準
資金調達を受ける手段としては日本政府金融公庫や銀行融資もあります。外国人の場合、永住権がなくても経営管理ビザを保有さえしていれば、融資を受けられます。ただ、日本政府金融公庫や銀行融資は審査が厳しいのが現状です。
それに対し、ビジネスローンは審査に通りやすいのが特徴です。銀行融資の場合、あらゆる会社を格付けしており、格付けが下である中小企業や零細企業だと不利になってしまいます。一方、ビジネスローンは元々中小企業や零細企業のために創設された金融商品であり、銀行融資の基準から外れた中小企業や零細企業でも審査に通りやすくなっています。
銀行融資に比べると審査が緩いとは言え、審査に落ちる可能性は決してゼロではありません。審査に際し重要視されるポイントは収益性、安全性、返済能力の3点であり、これらの基準を満たさないと審査は厳しくなります。
なぜビジネスローンか?
ビジネスローンをおすすめする理由のひとつに、事業の運転資金やつなぎ資金に対する融資の受けやすさが挙げられます。ビジネスローンの場合、銀行融資よりも審査が早く、中には即日融資可能なものも存在します。通常、融資を受けるとなると、第三の保証人が必要となります。一方のビジネスローンの場合、第三の保証人を必要としないものもあり、特に日本に知り合いがいない外国人の方にとってもビジネスローンは有利になります。